AIで楽曲を楽器やボーカルに分離する

 


Text

 ヘンナオハナシノバショ。

 ――――――――――――――――――――――――

第9回 身体計測で

 

 

 

 

 

とても悲しいことだが、『生きる伝説』『狂師』という

あまりにもぶっ飛んだ呼び名を持つこの男の物語にも終わりが見えてきた。

 

 

 

 

 

全10話中、今回は9話目である。

 

 

 

 

 

 

(まあ終わりが近づいているのにも関わらず

今日書くのは新学期第一発目にある学校行事の話なのだが…

そこには突っこみを入れないでもらいたい。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日は身体計測だった。

小学生は身体計測などの行事時には必ずと言っていいほど騒いでしまうものである。

 

 

カイザさん達のクラスのみんなもそうだった。

 

 

 

 

 

 

 

「キャーキャー」

 

 

 

 

 

「ワーワー」

 

 

 

 

 

「ガヤガヤ」

 

 

 

 

 

 

 

やっぱり騒いでいる。そしてたいていの場合はこうなるのだ。

 

 

 

 

 

 

「こらっ、静かにしなさい。」

 

 

 

 

 

そう。保健室の先生に注意されるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

その場はそれで静かになり、たいていの場合『問題解決ムード』に満たされるのだが、

 

このクラスがそんな「たいていの場合」という甘っちょっろいモンに収まるはずがない。

 

 

 

 

なんせ、

 

 

 

 

 

ここはそう、サトウ先生が担任だからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、ここであのサトウ先生が、黙ったままで居るはずがない。

 

 

 

あのサトウ先生が

自分の生徒が注意を受けるようなことをしたことに対して目をつぶるはずがない。

 

 

 

あのサトウ先生が

我々の予想を超えた何かをやらかさないはずがない。はずがない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、カイザさん達のクラスのみんなは

サトウのどんなお咎めを受ける羽目になるのだろう…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考察その

 

 

 

 

 

 

 

生徒全員、一人づつを

カーテンでぐるぐる巻きにし、

怒りの鉄拳。(第5話参照)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考察その

 

 

 

 

 

 

 

 

生徒全員、後ろ回し蹴り。

(第5話参照)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

考察その

 

 

 

 

 

 

肉じゃがと野菜あえを

グリグリ混ぜ合わせたものを

生徒全員に喰わせる、という手もある。

(第8話参照)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ恐ろしい!

どのお咎め方法だったとしても、いずれも超危険だ。

 

 

 

 

どれもプレデターの森にたった一人で入っていくくらい危険です。

 

いや、プレデターと一緒に夕食へ出かけるくらい危険です。(意味不)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし!しかし!しかし!しかし!

 

 

 

 

さすが生きる伝説と言われるだけの事はある。

 

 

この男はまたもや我々の予想を大幅に裏切った!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シクシク…

ワタシ悲しい…。泣」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゲゲゲゲゲェェェ〜!!!

 

 

 

 

 

 

マジですか!?マジですか!?

 

 

あのサトウ先生がを…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あ……、あ……、

 

 

 

 

 

 

 

 

う、う、美しひ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さすがサトウ先生。シクシクと涙を流すとは…!

一体誰が予想できたであろう!?

 

 

 

 

台詞にも注目したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワタシ悲しい…。」

 

 

 

 

 

見事としか言いようがない。

 

一見普通に見えるこの文。見事なまでに絶妙なバランスだ。

 

 

 

「悲しい」という、人間にとって最も痛手となる感情を心に抱えながらも

文章から無駄なセンテンスを必要な限り取り除き、

さりげなく「ワタシ」というサトウ先生らしさを表す単語を組み込んでいる。

そして語尾には、何かを思わせるような無限大の深さの沈黙。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

やはりこの男…、タダモノではない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さあ、サトウ先生にここまでされてしまったカイザさん含むクラスのみんな。

もうここまでやられたら、次にどんなことをされても動揺することはないだろう。

 

もう予想を超えられるなんていうことは無いはずだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、この男!

卒業式にて

 

 

またもや

我々の予想を超える!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終回へ続く。

 

 

 

 

 

 

 Back